給与計算アウトソーシング・外注先ってどんなところがあるの?
給与計算をアウト―ソーシング・外注する方針が決まったら今度はどんなところに委託するか?というところが疑問になってくると思います。
給与計算の委託先としては、大まかに3種類考えられます。
① 社会保険労務士事務所に依頼する
② 税理士事務所に依頼する
③ 給与計算代行会社に依頼する
それではそれぞれの特徴を確認してみましょう!
① 社会保険労務士事務所
社会保険労務士は労働基準法、社会保険や雇用保険のプロフェッショナルです。
給与計算には雇用保険や社会保険料のみだけではなく、時間外労働や深夜、休日割増等
労働基準法が密接に関わってきますし、法改正にもタイムリーに対応しているため、正確な給与計算という意味では社会保険労務士に依頼するのが良いかもしれません。
ただ、社会保険労務士事務所は小規模な事業所が多いため、小人数の会社でないと依頼するのが難しいかもしれません。
1名~50名規模の会社のアウトソーシング先に適していると言えます。
雇用保険や社会保険の手続きも一緒に行ってもらえますので、まるっとおまかせするのであれば社会保険労務士事務所がベストかもしれません。
② 税理士事務所
税理士は税金のプロフェッショナルです。税理士事務所も社会保険労務士事務所同様に小規模な事務所が多いので少人数の会社向けだと思います。
税理士事務所は税金のプロのため、労働基準法については不明な部分も多く、勤怠管理についてはなかなか管理が難しい部分も多いかもしれません。
また、雇用保険・社会保険の手続きを受託することはできませんので、手続きは社会保険労務士に別途委託する必要がでてきます。
③ 給与計算代行会社
給与計算代行会社は大規模な会社向けです。
給与計算、勤怠管理等のサービスを一括で受託してもらえるケースもありますし、給与計算システムのカスタマイズに対応してもらえるケースもあります。
ただし、労働基準法に精通しているわけではありませんので、社内に労務管理のスペシャリストがいる場合は委託も検討のひとつだと思います。
また融通が利きにくく、料金が高めであるケースが多いので大規模な会社向けと考えられます。